SMジョイント

ゴム劣化取替工法・SM-JOINT
ゴム劣化取替工法 【SMジョイント工法】

橋梁の伸縮装置の劣化した伸縮ゴムの部分を撤去し、
新たに伸縮性に優れた樹脂材を充填する橋梁用伸縮装置補修工法で、
経済性、施工性、止水性に優れ、環境に優しい工法です。

(2022年、国土交通省「橋梁伸縮装置止水部の補修に関する技術」に選定)

ゴム劣化取替工法 SMジョイント工法

材料を均一に攪拌するために、シーリング用の撹拌機の使用を推奨します。

*スマートフォンの画面から画像がはみ出して見づらい場合は、スマートフォンを横にしてご覧ください。


橋梁伸縮装置の伸縮ゴムが劣化すると・・・

■ 古くなった伸縮装置、特に伸縮ゴム部分の劣化は、止水機能を失い、支承部の発錆による破損や桁・床版のクラック発生の原因となります。

下の写真の橋では、ゴム製ジョイントの表面上の損傷は確認できないが、橋梁下部への漏水が発生していました。ゴムの劣化により止水性が確保できなかったことが要因と考えられます。

ゴム劣化取替工法 SMジョイント工法 ゴム劣化取替工法 SMジョイント工法                            

■ 劣化したゴムにはく離や浮きが生じれば、その上部を走行中の車両を傷つけたり二輪車を転倒させたりする恐れもある。

ゴム劣化取替工法 SMジョイント工法

伸縮装置全体の補修では、コスト高となり、
また橋梁本体にも負荷がかかります。

■ 従来、伸縮ゴムの劣化が発生した場合は、ジョイントの後打ちコンクリートが健全であるにもかかわらず、伸縮装置全体を取り換えるという手法が取られてきました。ところが、ゴムの耐用年数が10年ほどであるのに対し、伸縮装置全体の耐用年数は20年以上。伸縮ゴムが劣化するたびに伸縮装置全体を取り替えるのは財政面から現実的ではありません。

■ 伸縮装置本体の取替工事では、まず、既設の伸縮装置を撤去するためにハツリ作業を行います。その際の振動により、床版に微細なクラックが生じます。さらに、伸縮装置を設置するため、床版にアンカーをハンマーで打ち込み固定します。そのため、伸縮装置取替工事を行うたびに、橋梁本体に損傷を与える恐れがあります。

橋梁伸縮装置の維持管理にお困りではありませんか?

  • 補修予算の確保
  • ライフサイクルコストの問題
  • 交通規制及び工事の振動騒音

ゴム劣化取替工法で解決いたします。

後打ちコンクリートを撤去せず
老朽化したゴムのみを補修することで
安価で高性能な止水を実現しました。

「ゴム劣化取替工法(SMジョイント)」は後打ちコンクリートを撤去せず、劣化した伸縮ゴムのみを取り替える工法です。

施工中の躯体への振動・衝撃という負担を最小限に抑え、施工時間の短縮による交通障害の低減、撤去に伴う産業廃棄物の削減も実現することができます。

雑誌掲載記事

Media

日経コンストラクション2022年2月28日号
「ゴム劣化取替工法(SMジョイント)」についての記事が掲載されました。
PDFでお読みいただけます。
(↓こちらの画像をクリックするとpdfが開きます。)

 

日経コンストラクション別冊「NETIS登録技術2022」に掲載されました。
(↓こちらの画像をクリックするとpdfが開きます。)

SMジョイントはNETIS(新技術情報提供システム)に登録された技術です。 NETIS登録番号:QS-180049-A
国土交通省「橋梁伸縮装置止水部の補修に関する技術」に選定されました。 詳しくはこちら

ゴム劣化取替工法(SMジョイント)の特長

Features

3成分で構成された樹脂材です。主剤、硬化剤、添加剤を混合すると、
柔軟性がある弾性ゴムに変化します。

伸縮性、止水性、耐久性に優れています。

ハンドミキサーがあれば施工が可能。大型機械不要です。

簡単な施工で、工期の大幅な短縮が可能です。

騒音、振動が少なく、発生する建設廃棄物は除去したゴムのみ。
環境にやさしい工法です。

  • ・アスファルト及びコールタールを含みません。
  • ・ほぼすべての化学物質に耐性があります。
  • ・樹脂材充填後、1~3時間程度を開放の目安とします。(施工時の気温により変動)

簡単な施工で、安価で高性能な止水を実現

Simple installation method provides low-cost, high-performance water sealing.

施工時間もコストも半分に

施工が簡単なので、既往の突き合わせ型ゴムジョイント取り替えと比較して、施工時間(交通開放までの所要時間)を半分に短縮できるため、限られた予算の中での橋梁の長寿命化に貢献します。

ゴム劣化取替工法 SMジョイント工法

ゴム劣化取替工法 SMジョイント工法

SMジョイントの性能

ゴム劣化取替工法 SMジョイント工法 ゴム劣化取替工法 SMジョイント工法 ゴム劣化取替工法 SMジョイント工法 ゴム劣化取替工法 SMジョイント工法 ゴム劣化取替工法 SMジョイント工法 SMシール材を長期暴露(22年間)した状況です。長期暴露した供試体とフレッシュなSMシール材を比較しました。22年間の直射日光、雨風などにより外観の厚みが1.5㎜減少しました。ゴムの硬度は、長期暴露もフレッシュな製品とも同じ数値です。

施工手順

Construction Method

施工はとっても簡単です!

ゴム劣化取替工法 SMジョイント工法 *シール材の充填後、表面保護のため、表面保護材(珪砂5号推奨)を表面に散布します。

材料を均一に攪拌するために、シーリング用の撹拌機の使用を推奨します。

*スマートフォンの画面から画像がはみ出して見づらい場合は、スマートフォンを横にしてご覧ください。

適用箇所

Conditions for construction
  • 適用箇所:コンクリート橋・鋼橋の突合せタイプの伸縮装置部分 【実用新案登録第3155525号】

適用範囲

PC橋、RC橋、鋼橋における
設計伸縮量60mm以下
遊間75mm以下
標準施工厚35mm

(厚さは、設置する目地幅の半分以上を推奨しています。)

垂直部分にも設置可能

垂れない性質(ノンサグ性)があるので、地覆などの垂直部分にも施工が可能です。
路面と地覆に連続的に充填できます。

ゴム劣化取替工法 SMジョイント工法

寒冷地でも施工できます。

-20℃の条件下で500%以上の伸び率を持ち、寒冷地、低温域での伸びにも優れています。

施工事例

Examples of Construction

福岡県行橋市/荷重支持型ゴムジョイント補修 

ゴム劣化取替工法 SMジョイント工法

熊本県宇城地域振興局/浄水寺橋 

ゴム劣化取替工法 SMジョイント工法 新設、荷重分散型伸縮装置(ジョイント和)の止水材として 
>>荷重分散型伸縮装置(ジョイント和)についてはこちら。

国交省熊本河川国道事務所/十禅寺橋 

ゴム劣化取替工法 SMジョイント工法 当初設計では荷重支持型伸縮装置を設置予定だったが、試掘を行った結果、電線共同溝が埋設されていたため、アンカーを床版に打込むことができず、ゴム劣化取替工法にて工事を完了した。

東京都板橋区・板橋区役所/相生歩道橋

ゴム劣化取替工法 SMジョイント工法

施工実績

Construction procedure

施工実績は、こちらのページをご覧ください。 →施工実績

遊間部止水材料【NETIS番号 QS-180049-A】 遊間部・地覆の止水工法【NETIS番号 QS-180020-A】

伸縮装置本体の耐用年数は30年~45年と言われておりますが、遊間部の伸縮ゴム(1次止水材)の耐久性は10年程度です。伸縮ゴムが劣化することで遊間部から雨水が浸透し、鋼製支承は錆の発生やコンクリート橋主げたでは漏水の浸透による損傷など、橋梁に悪影響を及ぼす要因となります。伸縮部(遊間部)にはクロロプレンゴムが一般的に使用されておりますが、基準耐用年数は10年であります。紫外線などの外的要因を考慮すると寿命は更に低下します。遊間部の劣化したゴムの取り替え補修には「SMシール材」を用いて補修します。

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