圧力調整注入工法

SAPIS
コンクリート構造物の長寿命化 ひび割れ注入の新技術 SAPIS

「圧力調整注入工法」は、長寿命化に貢献するひび割れ補修工法です。
補修材料の注入圧力を低圧から高圧まで自由に調整できるので、ひび割れの深部から表面部まで的確に注入できます。

圧力調整注入工法 (SAPIS) の 5 つの特徴

Features

注入圧力を自由に調整可能

注入状況に応じて、低圧から高圧まで自由に調整できるので、ひび割れの深部から表面部まで的確に注入できます。

真空吸着型 真空吸着型。ノズルを吸盤で壁面に固定。
真空吸着型 圧力を調整しながら補修材料を注入。
真空吸着型 補修材料を注入すると、ひび割れの内部を満たしたのち、近隣の台座から 補修材料が滲み出てくるので、内部のひび割れに充填されたことが分かります。

多様な補修材料に対応

有機系(樹脂系)から無機系(セメント系)まで多様な補修材料を注入することができます。

環境への負荷が低い

同じ注入口から複数の材料を連続して注入することが可能。従来の低圧充填工法のような数多くのシリンダーを使用しないので、廃棄物が発生せず、環境への負荷が低いことも特徴です。

真空吸着型 低圧充填工法では、この写真のように、数多くのシリンダーを使用するため、廃棄物が発生しますが、圧力調整注入工法では、このような注射器の使用をしません。

しっかりとした施工管理

従来の低圧注入工法では、ひび割れに確実に充填されているか確認ができませんでした。この圧力調整注入工法では、施工前にひび割れ深さを測定、注入後に、確実に補修材料が充填されているかを再度確認します。

真空吸着型 補修材料注入の深さの測定。

施工時間の大幅な短縮

少ない機材で、簡単に、ひび割れの補修ができる工法なので、従来の低圧注入工法に比べ、施工時間が大幅に短縮できます。

施工手順

Construction procedure
  • 既設伸縮装置の撤去 1.施工前
  • ケレン・清掃 2.ケレン・清掃
  • 台座を取り付ける 3.台座を取り付ける
  • 台座間のピッチ確認 4.台座間のピッチ確認
  • ひび割れシールを塗布 5.ひび割れシールを塗布
  • 補修材を注入 6. 補修材を注入
  • ひび割れシール、台座撤去 7. ひび割れシール、台座撤去
  • 施工完了 8. 施工完了
圧力調整注入工法 真空吸着型 圧力調整注入工法 ノズル型

施工事例

Construction procedure

熊本市・鶴野橋

工事名;(長寿命化)市道 釜尾町第2号線(鶴野橋)橋梁補修工事
工事場所;熊本市北区釜尾町地内
施工延長:52.7m